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FP・行政書士事務所

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2018.08.03 

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私のカウンセリング論①~水と塩分~

体温以上の猛烈な暑さ。毎日のように熱中症で倒れた方のニュースが流れています。

「今年は異常だ」と毎年のように言われます。「異常」が「例年」になることは恐ろしいけれど、もはやそういう状態かもしれません。

私たちが「ストレス」というとき、「ストレス要因」と「ストレス反応」を混同して使っています。

「ストレス要因」は、このような暑さ、寒さ、湿度、明るさなど物理的に人体に刺激を与えるものや、主にこころに刺激を与えるものとして、人間関係が悪くなっているときの相手、予測困難な将来不安、変えることのできない過去、緊張場面などネガティブな事柄と、結婚、出産、昇進、進学、など、ポジティブと思える事柄もあります。

「ストレス反応」は、ストレス要因の刺激に、人体が反応している状態です。刺激によって起こった心身の異常を、元に戻そうとしている反応です。

例えば、暑いと、身体が火照って、汗が出ます。それは、上がった体温を平常に戻そうとする反応です。既にストレス反応ですね。それは自然なことです。しかし、そのまま放置すると、どんどん身体から水分が蒸発します。汗と共に塩分も排出されます。身体の異常を平常に戻そうとしていた血液が役割を果たせなくなり、脳や身体の器官がダメージを受けます。ここまできたら、自分の力では元に戻れない状態になってしまいます。これが「熱中症」。病気が発症した状態です。こうなればダウンです。救急車を呼び、病院で点滴を受けなくてはいけません。悪くすると命を落としかねないのです。

小さなことのように思っていることでも、自分の心身にどのような影響を与えているのかを時々チェックして、エネルギー補給しなければ、自分の「元に戻る力」だけでは戻れなくなってしまうのです。

熱中症予防は、「ストレス要因」を解決(温暖化防止?!)したり、身体の元に戻る力を助ける行動をとること(水と塩分を摂取する、クーラーを入れるなど)が大切です。

カウンセリングは、熱中症の例えだと、「水と塩分」のようなものだといえるのではないでしょうか。

こころの傷が大きくならないうちに、早め早めの「水と塩分」補給を!!

福田茂子


 

※「私のカウンセリング論」では、カウンセリングが特別なことではないことを、私の視点で伝えていきたいと思います。毎日の生活やカウンセリングの場面で出会う様々な人間心理を、「こんな風に見える」「こう考えたらどうなる?」を一緒に考えていけたらと思います。乞うご期待!